質問への回答
電気情報工学科では、5年間で、電気と情報の両方について勉強します。
4年生からは、電気工学コースと情報工学コースのうち、どちらか希望するコースを選択しより深く勉強します。
- 専門共通基礎科目
電気基礎、プログラミングなど、電気と情報の分野を学ぶために必要な基礎を勉強します。
- 専門共通科目
電子、電気機器、通信、制御、コンピュータなど種々の分野について勉強します。
- 電気工学コース
こちらのコースを選択すれば、電気電子設計、電力など電気・電子系分野についてより深く勉強し、情報のこともわかる電気技術者になることを目指します。写真は、電気に関する実験を行っているところです。
- 情報工学コース
こちらのコースを選択すれば、情報理論、人工知能など情報系分野についてより深く勉強し、電気のこともわかる情報技術者になることを目指します。写真は、情報に関する実習を行っているところです。
b. 高専では、実験・実習を重視していると聞いていますが、電気情報工学科では、どのようなことをしているのですか。
1年~5年に実習・実験の科目を設け、教職員ひとりが学生8名~10名を分担してきめ細かな指導ができる体制をとっています。特に、ものづくり実習を重視しており、電気・電子工作の時間を多くとり、作品の発表会や展示会も行っています。
また、5年生の卒業研究で1年間をかけて電気系、情報系、通信系のより実践的なテーマに取り組みます。
夏休み自由課題の電気・電子工作"で製作した作品の一部です。
工作とパネルを製作して教員に発表している様子です。
ライントレーサのレースの様子です。自分で工夫したロボットの移動プログラムをICに入力しています。
c. 電気・情報系の分野では、就職する場合に有利になる資格を取得することができると聞いていますが、どんな資格が取得できますか。
代表的な資格を以下に示します。特に、陸上無線技士、電気通信主任技術者、電気工事士、電気主任技術者などは、これらの資格を持っていなければ仕事ができません。
就職する場合、非常に有利になります。中には、資格をとっていなければ、入社後、取るように指導される資格もあります。
電気情報工学科では、これらの資格をとるために必要な科目が勉強できます。
このため、就職する場合に非常に有利なります。中には、資格をとっていなければ就職後、取るように指導される資格もあります。
電気情報工学科には、これらの資格をとるために必要な科目を勉強できます。
- 陸上無線技士
携帯電話など無線機器の電波を発信・受信用設備を工事するために必要な資格
*「第一級陸上特殊無線技士」は必要な科目を修得すれば卒業時に取得できます。
詳しくはこちら。
- 電気通信主任技術者
電気通信設備(伝送交換、線路)設備の工事を行うために必要な資格
- 工事担任者
電気通信回線に端末設備や自営電気通信設備の接続工事を行い、又は監督する者の資格
- 情報処理技術者
プログラミング系の会社に就職する場合は必須
- 電気工事士
電気設備の保安の監督又は電気工事を行う人に必要な資格
*「第二種電気工事士」は所定の単位を修得し卒業後は筆記試験が免除されます。
詳しくはこちら。
- 電気主任技術者
電力会社や大きな工場を持つ会社で電気設備の工事や監督する者の資格
*「第二種電気主任技術者」「第三種電気主任技術者」は所定の単位を修得し卒業後、実務経験を経て認定取得可能です。
詳しくはこちら。
d. 卒業生はどんなところに就職したり進学したりするのですか。
卒業生の約4割が専攻科や大学へ進学し、約6割(20名程度)が就職します。
電気・情報技術者はいろいろな企業で必要となっているため、この不況の中でも400社前後もの企業から求人があります。
これは、学生一人に対して約20社からの求人があることになります。