情報工学って?
情報を工学的に扱う学問です。
こう云ってしまうと身もふたもないのですが、人間や動物が直感的・本能的にあつかってきた情報
(あっちにえさがあるぞ!とか、寒い日でも火の近くにいれば暖かいとか)を整理して、情報の量や蓄積、
伝達方法などを明確に理解し使用できるようになるための勉強や研究を行っていきます。
難しそうに感じるかもしれませんが、コンピュータやインターネット、電波や赤外線などの魅力的なテーマに対して、
「なぜ動くのか」「どう使うのか」などを学んでいきます。
難しいと悩む前に使えるように頑張ろう。面白い物を作ってみたいという人を応援する学科です。
情報工学コースにしかない代表的科目
(他学科・他コースにはありません)
画像処理
コンピュータでディジタル画像を扱うための、画像処理・認識・生成などの技術について、その基礎的な技術と応用例などを学習します。
また、ビジュアル情報処理システムや画像符号化、ヒューマンインターフェースなどについても学習します。
人工知能
人工知能とは人間の知能に関する諸機能をコンピュータ上に実現することを目的とした分野です。
人工知能の基礎となる推論・学習やその実現方法などを広く紹介します。
ファイルとデータベース
膨大な情報を電子的に管理・運用するための、データベースシステムの概念や仕組み、それをささえるファイル編成などについて学習します。
また、データベース問い合わせ言語であるSQLの利用方法やデータベースの設計方法についても学習します。
OSとアーキテクチャ
コンピュータ内部での動作を理解するために必要となる、コンピュータアーキテクチャやOSについて学習します。
具体的には、CPU内部での計算・処理方法、コンピュータの構成、OSの主な役割、プロセス管理、メモリ管理、ファイル管理、セキュリティ対策などについて学習します。
アルゴリズムとデータ構造
基本的なデータ構造であるリスト、キュー、木について修得し、さらにこれらのデータ構造を利用して実現できる探索や整列のアルゴリズムについて学習します。
電気情報工学科にしかない代表的科目
(電気工学コースにもあります)
以下の科目があるおかげで、電気情報工学科のみで得られる第一級陸上特殊無線技士の資格認定があります。
電波工学
電波は携帯電話、電子レンジ、無線LANなど、身近に利用されています。本科目では、電波(電磁波)が満足する式、電波の基本特性、電波の送受信のためのアンテナの基礎、電波伝搬の様子、フェージング、ダイバーシチ受信などの学習をします。
通信機器
無線受信装置、レーダ装置、中継、測定機器等について学習します。
電波法規
電波の利用に関しては、どのような規則があり、どんな手続きが何故必要か、を知ることによって、通信関係の業務を円滑に遂行できる能力を養うことを目標ととして学習します。
